世代を越えて、語り合う事で生まれるもの
日 時:2011年6月4日
参加者:社会人、中学生、高校生、大学生
場 所:神戸ゆかりの美術館
この絵の場所はどこ?季節は?匂いはする?音は?する?
この人はどのような思いで、キャベツを収穫していうのだろうか?
「都会に住む息子家族の為に収穫している」
「おじいちゃんが亡くなり、1人で収穫せざる得ないおばあちゃんの寂しさを感じる」
「荒らされたキャベツ畑の中から、残ったキャベツを収穫している」
絵から感じる物語によって、おばあちゃんの人生の背景が変わる。不思議である。
同じ絵を見ているのに、数多くの物語が生まれる。
窓から外を見る家族の後ろ姿から感じること
「この絵のお母さんと息子、娘は窓越しに何を見ているのか?どのような心情なのか?」
「船長であるお父さんの帰りを待っている」
「今から、船に乗り込む家族の後ろ姿」
「後ろ姿はさびしい。船に乗り遅れた無念さがにじみ出ているのではないだろうか」
「いや、実は、この家族のいる場所が既に船の中にいるのでは!!」
「どの順番(お母さん、息子、娘)で、この窓辺に来たのだろうか?」
「なぜ?息子はお母さんに肩で頭を押さえつけられているのだろうか?」
たくさんの文化遺産がうつりこむ絵
左端に移る人影は、誰?
「この人は、イエスの可能性がある?古代の文明がすべて集まっている。文明が進めば、あらゆるものが廃れていく。昔の方々の大切なものが置き去りにされているように感じる」
「様々な宗教の象徴的な建造物を集めているように見える」
「時代の流れを感じる。儚さを表しているのでは?!」
「雄大さを感じる。」「この銅像は、どこを見ているのか?未来を見ているのでは!?」
対話型鑑賞を体験した、感想
大学生
人の自分と違う意見に耳を傾けてみると、新しい物語が見えてくる。皆さんの意見が違ったから、新しい想像ができる。あらゆる世代の方の意見を聞く事で、また自分の考え方が変わるような気がした。
高校生
日頃、人の顔色を伺い自分の思いを口に出せなき事が多い。今日は違った。人の意見に共感したり,違いを認める事のできる良い経験ができた
社会人
1人で見ていたら、絵よりもまずタイトルや絵の解説に目を向ける。最初から先入観をもって絵を見てしまう事が多い。絵から感じた事を大切にするとたくさんの物語が生まれる。新鮮な経験をした。
中学生
一枚の絵に、楽しいとか寂しいという違った意見が出た。自分の意見を堂々という大人ってすごいなぁと思った。違った意見があるから討論ができた
社会人
最初は緊張した。見方、感じ方、意見、価値観、生き方は違っていい。違っているから新しい発見ができるし、楽しい。今後、物事の見方が変わる。
高校生
自分の考え方だけで物事を見がちになるが、こういう機会は今後ものの見方の引き出しができる。将来は、教師を目指している。生徒を様々な角度から見る事ができるような気がする
社会人
職業柄、絵を見てすぐに答えを求めてしまう。対話をする事の大切さを感じた。受容器(人の意見を受け止める力)のある皆さんとの時間は居心地が良い。仕事場に帰っても、受容器をお互いに大切にできるなら幸せになれるのかなぁと感じた
中学生
人の意見を聞いていたら、いつのまにか違う世界を感じている自分に気づく。驚いた。
社会人
日頃、正しいか正しくないかで物事を見ている自分がいる事に反省をした。どのように絵を見るべきかという方法にこだわっていた。むしろ、中学生・大学生のものの見方を感じて、目を見開かされる思いだった。



なぜ?横糸が必要?