国境を越えて人の心動かしてきた祖母井さんと、コリア国際学園(理念:越境人)の生徒が出会いました。これは素晴らしいことです。2011−5−27
うばさん「昭和時代の教室に戻った気分だった!」
私はコリア国際学園(インターナショナルスクール)の生徒の感受性に感動した。そこの空間をそれぞれの生徒が楽しんでいた。仲間の顔を伺うのでもなく、それぞれの表情でアンテナをはっている。うばさんが、教室内の居心地の良さを感じている事が直感的にわかった。うばさんの体験を通した話は、興味深い話ばかりである。サッカーの話はオシムさんのお話が少しあったぐらいだ。その他は、うばさんの人生で感じた喜び、くやしさ、怒り、せつなさといった感情の上にのった体験談を聞かせて頂いた。うばさん独自の視点で物事を捉えている事が勉強になった。
休憩後、うばさんは黙って「パン、パン」とうれしそうに手拍子をはじめた。
生徒もうれしそうに、同じリズムで手拍子をする。教室全体が軽快なリズムに包まれる。皆うれしそうに。教室が明るくなった。
「笛(警戒音)を吹いて、何かをやらされるより、それぞれが感じて動く方が良いね。」なんてさらっとおっしゃる。なんて!自然で美しいんだとその光景に感動した。
途中、「人生の贈り物」(楊姫銀「ヤン ヒウン」/さだまさし)を自らのiPodから流してくれた。うばさんは、教室の後ろに立ち位置を変えた。私はうばさんの自慢の小型ステレオの精度を確認する為に、音源から離れたのだと思っていた。
後で、なぜか聞いた。「涙が出そうだったから。涙を生徒の前で涙を見せるのは恥ずかしい」
そうおっしゃるうばさんの表情は、現在までの人生のはげしさを物語っているようであった。
何かこの歌を聞いて感じてくれたら良いと。昨今、世代を超えて皆で歌える歌が減っている。皆で歌える歌が良いとおっしゃっていた。「人生の贈り物」は途中コリア語に変わる。国境を越えて、人間を大切にするうばさんらしい選曲である。
「日本の良さは海外に出てはじめてわかった。その日本の良さを意識しながら進むべきである。意識しなければ、うすくなり、なくなってしまう。」
「平坦な道を歩くより、一歩間違えれば死に結びつくような山道を、一歩一歩確かめながら歩いていく事の方がたいせつではないだろうか。」
大切のものはなんだろうか?それを問われているのだと思う。
文明が発達し、環境も良くなった。本当に大切な事はなんだろうか?それを問い直す場所と時間が必要だとおっしゃっていた。
本当に大切なものを見つめる時代ではないだろうか。生徒が教室の外に自ら出てきて、祖母井さんを見送る様が印象に残っている。
人生で、本当に大切な事って、なんだろう!?
2011−5−29 景



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